成長記録など(前編)。
ブログ、滞っております。
日本の3週間はあれよあれよという間に過ぎ、何年ぶり?という旧友との再会が
あった一方で、不義理にも多くの友人に会いそびれた・・・。
ここでまずはお詫び。ごめんなさい。
滞在中、タァとサァがそれぞれ誕生日を迎え、2歳&7歳になった。
タァはもともとの性格か、中国でたくさんの大人が相手をしてくれるのに
慣れきったせいか、身内を中心に絶えず笑顔を振りまく「かまってくん」。
私が近くにいても「いるはずなのに1人足りない」とばかりに大声で相手を呼ぶ。
常に宇宙語で歌を歌っているが、最近ずいぶん歌詞らしくなってきた。
この2歳のバースデー前後で確実に語彙が増えているのだが、滑舌がかなりよかった
サァに比べ、「音の雰囲気はあってるけどね」的な発音である。
たとえば、
あんぱぱめーむ=アイスクリーム
かかかくけ=おかたづけ
ぱっぷん=たっくん(じぶんのこと)
そういえば昔、甥っ子が「食べる」を「ぱえう」って言ってたけど、これは実は
周りでも聞く例で、タァも例外なく「ぱえたい(食べたい)」って言ってる。
音も何にも合ってないですが?っていうのもある。
「んんち」はうんちではなく、「テレビ」だ。
発音についてはきりがなく、こちらもあやふやなのを勝手に判断して会話していて、
正しく理解していると「ん!」と肯定の返事が来るので、だんだん日常になって
書きとめる間もない。
「わーい」「ヤッター!」「おいしい」「こんききわー(こんにちは)」などは
かなり絶妙なタイミングで言い、帽子をかぶった私を見て「かわいい(^^)」と
ニッコリするので、こいつはどこかでイタリア人の血でも入れてきたんじゃないかと
思ったりする。
2歳になって確実に「魔の2歳児」らしくイヤイヤ言っているが、サァの2歳のときと
比べると、明らかにチョロい。単純なのであるな。
しかしこちらも年取ったせいもあるが、いまだにときどきある夜泣きはきつい。
おまけに時間帯が2時3時で、長いと1時間以上寝てくれないのでゲンナリ。
早く終わってくれないかなぁ。。。
歯は18本。体重は10kgに満たないチビチビくんで、去年買った70cmの服も
普通に着ている(笑)。足のサイズは12cmだ。
音楽がかかれば必ずリズムに乗り、レゲエばりにゆらゆら踊っている。
最近のブームは数字と文字。アルファベットを覚えてきたと思ったら
アンパン○ンのひらがなおもちゃを並べて,飽きもせず眺めている。
お気に入りのぬいぐるみもあって、ぎゅ〜と言って抱きしめて笑っている。
サァともだいぶ一緒に遊べるようになった。
2人がゲラゲラ笑っていると、こちらもゆるりと力が抜ける。
一方で「あぽぼー(遊ぼう)?」と言っているのに無視されているのは、切ない。
まぁ概して下の子なんてそんな扱いなんだろうけどね(笑)。
サァの記録も滞っているので、こちらは後編に。
ただこの記事ですら何日もかかっているので、いつになるやら・・・。(^^;
写真は、マンションのメールボックスに鍵をさして遊ぶ姿。延々やってる。
小さな役目だけど
日本に帰ってきて2日目。
旧友と優雅な子抜きランチを楽しんだ午後、
姉に付き合ってもらって、子どもたちを連れて
某大型スーパーへ子ども用品を見に行く。
かわいいものや便利グッズがたくさんあって、
思わず買いまくりそうになった(笑)。
大きな直方体の筆箱、おしゃれな折りたたみ定規、
サン〇オキャラのパジャマに目を輝かせるサァ、
「ママにこんなに買ってもらったの、初めて!
今日はとっても楽しい1日だった♪」
だと。(^^;
まぁ楽しんでもらえたのはいいが、一時帰国のたびに
キミのものばっかり買ってるけどね?(笑)
なにしろこの一時帰国中に小学校に通うのが楽しみで、
ランドセルまで背負って帰ってきているのだ。
文具などをそろえれば、気分が盛り上がらないはずがない。
…というのに、実は今、通う学校が決まっていない。
区のいろんな勝手な都合で、実家近くの学校への編入を
断られてしまったのだ!!!
あまりにあり得ない状況に、気が遠くなりそうだった昨日。
子どもが教育を受ける権利&親が教育を受けさせる義務は
どこへ行ってしまったわけ?
ご理解いただけましたら…なんて言われたけど、理解のしようがない。
こっちは半年前から問い合わせて準備してきたんだもの。
「日本の小学校」をあれこれ思い描いて、ずっと楽しみにしてきた
サァの気持ちを大事にするために、親は踏んばらなきゃ。
昨日は帰国早々、ものすごく疲れた。
今日、サァの嬉しそうな顔を見てたら、あらためて
この笑顔を守らなきゃ親がすたる!と思ったのだった。
久しぶりにブログ書きたくなったのは、そんな思いから。
大げさかもしれないけどさ。
大人の都合を通してばかりじゃ、ダメ。
月曜日もがんばるわよ、私。
北京旅行 3
旅行記が終わらないと他のことが書けなくてダメね。
実は5月にも日帰り旅行に行ったんだけれど、それはまたいずれ・・・。
というわけで、簡単に。
最終日は午前だけの観光のため、五穀豊穣の祭祀を行ったという天壇へ。
ここもまた、どーんと広い。
瓦の青い色がとてもきれい。
こんな色の瓦は見たことがなかったし、よく晴れた空にとても映えて、印象的。
いろいろ解説をしてもらったけど、私の中ではただただ「天壇=青」。
中国の国旗の赤がどうしてもインパクトがあるので、この旅行でたくさんの
きれいな青や緑に出会えたことによって「中国」イメージが少し変わった気がする。
それはそうと、いろんな建造物の屋根に見つけられた、おもしろいものがこれ↓。
先頭にお坊さん(三蔵法師みたい?)が何かにまたがって前を向き、
その後ろに獣か、何か異形のものが従うように並んでいる。
その数は3体だったり5体だったり。
そして最後に、大きな角を持った竜のような生き物が必ずいるの。
故宮にも頤和園にも、万里の長城、そして天壇にも・・・。
あなたたちは誰なんだろう?滞在中、ずっと気になっていた。
ちょっと詳しい人なら知っているのかな。
もし知っているかたがあれば教えてください。
こーんなに2ヶ月もひっぱって、短い話でごめんなさい。
でもね。今年の抱負の1つが、中国の世界遺産を見ること。
やっと1カ所かなった。
まだまだ中国広し。今後はどこに行けるかな。
それにしてもツアーとなると、当然、ほぼ毎食中華になるので
どうしてもちょっと飽きちゃう。ちなみに今回食べたものは、
ジャージャン麺
火鍋(辛くないもの)
飲茶
北京ダック
どれもきっと一般的な味なんだろうけども、可もなく不可もなく。
ガイドブックやネットで調べて実際に足を運んで、ドキドキ注文して
食べてみて「きゃ〜」っていうのがない。
やっぱり食は、旅行の楽しみの1つだものね。
でも中国でそんなことができるようになるのは上級編かな〜(笑)。
北京旅行 2
引っ越しだ夜泣きだとガタガタして、4月はじめからブログが止まってました。
旅行記は時間がかかるからどうしてもエネルギーがいるのよね。
でもどうしても載せたかった、この写真。
西太后の愛でた白木蓮!
彼女が1年の2/3を過ごしたといわれる頤和園に大きな古木が2本並んでいて、
なんとこのタイミングで満開だったのだ。
木蓮はピンクも白もどちらも大好きな春の花。
日本のように桜を楽しめない海外にいても、あちこちで見られて嬉しかった。
でもこんなにたくさんが一気に咲いているのを見るのはたぶんはじめて。
ツアーでなかったら、しばらくこれだけ眺めているのに・・・。
さて、頤和園のなかをゆっくりと歩きながら、ガイドさんの話を聞く。
「頤和園は、杭州をモデルに作られた人工の湖と山からなる庭園です。」
・・・?
・・・?
じ、人工!?
「どれだけ人を酷使して作ったんだよぅ」と気が遠くなった驚きの事実。
食事も毎日大量に北京から運ばれたとか、いやもう・・・。
西太后、スケールが違うというか、なんというか。
美しい回廊を歩きつつ、もう少し人が少なければいいのに〜と、
自分もその大勢の1人であることは脇に置いて、思う。
時間の都合で、回廊の半ばでUターン。残念。
また来る機会はあるのかなぁ?
そして車に揺られて行った先は、
万里の長城!!!
・・・人、多すぎ。
子連れなので、手すりなどがちゃんとしているところにお連れしますと
言われて来てみたけど、いやいや、かなりの急勾配。
ぐずぐずでぴったりダッコちゃんのタァを小脇に抱えて、へーへーと
息を切らせながら上る。人はうじゃうじゃいるし、みんな並ばないし、
もう自分のペースでひたすらに上るだけ。
一応は足が強い方でよかった。(^^;
ある程度上って、周りを見回して、
「もうココに立ってるんだから、それだけでいいや〜」的な、
妙な納得をしたのだった(笑)。
17時前から夕食のレストランに連れて行かれちゃうハプニングがありつつも、
汗ばむぐらいの陽気のなか、北京郊外を満喫した1日。
スケールでっかいね、中国。
続きも早めにアップします(笑)。しばしお待ちを。
北京旅行 1
4月のはじめ、義母が上海に遊びに来てくれた。約1週間の滞在。
その間の週末を使って2泊3日で北京旅行に行ってきた。
これ、私にとっては初めての上海市外への中国国内旅行。
ことばの壁と衛生面への心配が重なって、ロンドンにいたときのあの身軽さは
どこへやら、日本に帰ったときしか旅行らしいものをしていなかったのだ。
けっこう楽しみに出かけたのだが、最初に総括するならこの旅行、鼻風邪で
不機嫌なタァをひたすら抱っこし続けた、かなり疲労度の高いものとなった。
だってまったく下に下りてくれない。移動で車に乗ると退屈でぐずる
(せっかく持っていったベビーカーは完全に荷物置き場状態)。
レストランでは私が座ると外へ連れて行けと主張するので、食事どころではない。
半ば無理やり義母に連れ出してもらって、慌ただしくおなかを満たす。
もし家族4人だけで動いていたら、私、食いっぱぐれてたかも。
そんなだったので、見たものについて詳しく覚えていないの(^^:。
でもねぇ、TVでよく見るこの場所(↑写真)に自分が立っている不思議ったら。
天安門広場、まさかここに自分が来るとは。
この周辺、やたら広い。目の前の道路なんて片道6〜7車線あるし!
そしてまったくわかっていなかったのだけれど、この広場の向こうが故宮である。
これまた広い(↓)。私の空間把握範囲を超えている。
沖縄の首里城はここの影響を受けているんだよね。
それがちょっと既視感になって、なんとなく親しみへつながるからおもしろい。
竜は皇帝の印。
ガイドさんによると、5本指の竜がホンモノの印なんだって。
皇帝が通るところには竜の彫られていて、他の人は通れなかったとか・・・。
そう聞いたら思わずそこを「ふふん」と通ってしまう現代の庶民な私。
実は今年の初夢に竜が出てきて、とっても印象的だった。
こんなふうに出会うからには、きっとなにか縁があるよね。
さて日本の鬼瓦、ヨーロッパの教会のガーゴイル、私はどちらも大好きなんだけど、
中国にもやっぱりあった(↓)!
魑魅魍魎、悪霊、病に悪魔、邪気・・・、そういうものを威嚇して建物の中に
入れまいとする思想は、国を超えてあるものなのか。
こういうのをひたすら追い続ける研究者もいるんだろうなぁ。
1度話を聞いてみたい。
ツアーのなかで、上海に住んでいるがゆえに新鮮でなかったのは次の2つ。
●自転車のひく力車で胡同をまわる(似たような古い街並みをよく見た)。
●お茶の販売店での試飲&説明(ここで買ってて〜というヤツ)。
義母の提案で、子どもたちに名前を刻んだ石印を作った。
ちゃんとした老師による趣あるもの。大きくなって使えるかな?
10周年
前のブログには「恋愛」カテゴリーがあったけど、めったに書かなかったし
このタイミングで追加するのも面倒(!)&気恥ずかしいのでやめておく。
せっかくの土曜日、週明けの連休を前にパートナーは振替出勤。
私と子どもたちは、土曜日に家に残され手持ちぶさたな母子数組で動物園へ。
朝、「ケーキを買ってくるように」との指令に「え〜、めんどく・・・」と
言いかけたパートナーを一喝。だっていちおうね!節目だからね!
遠足(?)の帰りに花を買って、簡単だけど夕食も用意。
サァが夕食前にうきうきとサプライズカードを作ってくれて、いい感じ。
タァは夕食が遅くなって眠いのとおなか減ったのとでグダグダで、
もう落ち着いて食べてるヒマなんてこれっぽっちもなかったけど。
西欧式に「子どもを置いて夫婦でディナー」でなくてもいいじゃない。
10年目のわが家はこんな感じってことで。
10年の間に、私、膝のケガと出産で計5回も入院した。
大きい引っ越しを2回して、海外生活はもう7年目に入った。
何人かの身内が亡くなり、新しい命が生まれ。
勉強したり、旅行したり。映画館や劇場には何回行った?
あっという間だけど、よく見返すといろいろ詰まった10年間。
そのイロイロが、確実にとろりとした色味になってる。
あなたと10年過ごせてよかった。そう思えるのは幸せなこと。
10年先の自分は、10年前に今が思い描けなかったのと同じく想像できない。
16歳のサァ、11歳のタァ。50歳になっちゃった私はどんななの。
また1日1日、積み重ねていくしかないんだろうな。
怒ってへこんで、ぼんやりして。でも笑いは多いほうがいい。
10年後の私の顔にできたシワが、笑いジワだといいんだけれど。
桜の季節
この季節になると、桜が恋しくなる。
こういうところ、日本人的だなぁと思う。
実家から歩いて3分のところに大きな墓地があって、
毎年散歩して眺めていたのはもうはるか昔というのに、
まず思い出すのはその桜並木だ。
数年前、結婚祝いのお返しにと、桜を歌った曲のオムニバスCDを
友人が作ってロンドンに送ってくれた。
日本を離れていると、電車で遠い並木のピンクに目をやったり、
花びら散り積もる道を歩いたりという機会が極端に減る。
だけどそのCDをランダムに流していると、
思い出も香りも、花を散らす風の中にいた感覚も鮮やかによみがえる。
友人の小さな手作りに、大きく感謝する毎年の春。
「新1年生」にウキウキで某ベネ○セの教材を見ていたサァが、
どうして入学式には桜なのとか、学校には桜があるのとか、
そんなことを聞いてきた。
いつか子どもたちに、あの桜を見せてあげなくては。
私の中の二大「桜ソング」は、
aikoの「桜の時」とケツメイシの「さくら」。
(マッキーの1990年の「桜坂」もマイナーだけど名曲《声が若〜い!》。)
あなたのイチオシはなんですか?