北京旅行 1


4月のはじめ、義母が上海に遊びに来てくれた。約1週間の滞在。
その間の週末を使って2泊3日で北京旅行に行ってきた。


これ、私にとっては初めての上海市外への中国国内旅行。
ことばの壁と衛生面への心配が重なって、ロンドンにいたときのあの身軽さは
どこへやら、日本に帰ったときしか旅行らしいものをしていなかったのだ。


けっこう楽しみに出かけたのだが、最初に総括するならこの旅行、鼻風邪で
不機嫌なタァをひたすら抱っこし続けた、かなり疲労度の高いものとなった。
だってまったく下に下りてくれない。移動で車に乗ると退屈でぐずる
(せっかく持っていったベビーカーは完全に荷物置き場状態)。


レストランでは私が座ると外へ連れて行けと主張するので、食事どころではない。
半ば無理やり義母に連れ出してもらって、慌ただしくおなかを満たす。
もし家族4人だけで動いていたら、私、食いっぱぐれてたかも。


そんなだったので、見たものについて詳しく覚えていないの(^^:。


でもねぇ、TVでよく見るこの場所(↑写真)に自分が立っている不思議ったら。
天安門広場、まさかここに自分が来るとは。


この周辺、やたら広い。目の前の道路なんて片道6〜7車線あるし!
そしてまったくわかっていなかったのだけれど、この広場の向こうが故宮である。
これまた広い(↓)。私の空間把握範囲を超えている。



沖縄の首里城はここの影響を受けているんだよね。
それがちょっと既視感になって、なんとなく親しみへつながるからおもしろい。


竜は皇帝の印。
ガイドさんによると、5本指の竜がホンモノの印なんだって。
皇帝が通るところには竜の彫られていて、他の人は通れなかったとか・・・。
そう聞いたら思わずそこを「ふふん」と通ってしまう現代の庶民な私。



実は今年の初夢に竜が出てきて、とっても印象的だった。
こんなふうに出会うからには、きっとなにか縁があるよね。


さて日本の鬼瓦、ヨーロッパの教会のガーゴイル、私はどちらも大好きなんだけど、
中国にもやっぱりあった(↓)!



魑魅魍魎、悪霊、病に悪魔、邪気・・・、そういうものを威嚇して建物の中に
入れまいとする思想は、国を超えてあるものなのか。
こういうのをひたすら追い続ける研究者もいるんだろうなぁ。
1度話を聞いてみたい。


ツアーのなかで、上海に住んでいるがゆえに新鮮でなかったのは次の2つ。


●自転車のひく力車で胡同をまわる(似たような古い街並みをよく見た)。
●お茶の販売店での試飲&説明(ここで買ってて〜というヤツ)。


義母の提案で、子どもたちに名前を刻んだ石印を作った。
ちゃんとした老師による趣あるもの。大きくなって使えるかな?