年明け早々、病日記

日曜日にめずらしくステーキなぞを食べに行った。
実は私、夏だか秋だかに、しゃぶしゃぶを食べて胃けいれんを起こしているので、
肉たくさん食べて大丈夫かな〜との思いがよぎったけど、食べ過ぎなければいいかと。


サァは大人からそれぞれ肉をもらい、「おいし〜♪」とほおばる。
お餅を作ったりして炭水化物過剰気味だった週末に、エネルギー補充!


・・・の、はずだった。


翌朝「おなか減ってない」とつぶやいていたサァ、バナナを1cm食べただけでダウン。
嘔吐2回。
私は今回は大丈夫だったなと朝食をとり、サァを休ませていたのだが、そのうちに
だんだん具合が悪くなっていった。


時間が経つにつれどんどん病んでいく気がする。体から出ないからなおさらなのか。
食欲が無くなり、背中や腰が重くなり、体を横たえて丸くしていないとつらい。
どうにも耐えきれず、パートナーに病院へ行きたい(TーT)とメール。
元気なタァにお茶漬け並みに質素なごはん、おながが空いたとベソをかくサァにパンを
与え、自分は水すら飲む気になれず、ひたすら丸まって今か今かと帰りを待った。


夜8時、なんとか夜間診療をしている総合病院へたどり着き、診察を受ける。
血液検査とエコーを撮ることになったが、なぜかエコーのところに人がいなくて
暖房のない廊下で数十分待たされ、また戻って行ってを繰り返し・・・(実はこのとき、
亡くなった患者さんの家族が大人数で1人の医者に暴行する騒ぎがあったらしい)、
おそらく食べたもののせいと診断され、ようやく薬をもらって家に帰ったのが10時すぎ。


帰ると30分ほど充電して目が覚めてしまったタァが、ウキウキ遊んでいる。


・・・ひ〜。
なぜ君はそんなに目をキラキラ輝かせて起きてるんだ。
は、ハハを寝かせておくれ。。。orz


寝かせようと試みて号泣され、気分転換に連れて行った地下の駐車場の待合スペースで、
満面の笑みを浮かべて裸足で歩き回る息子を、呆然と見つめるしかない疲れ切った親2人。
その彼がやっと寝たのは、午前1時。薬を飲んで、フラフラになって眠ったのだった。


脱水症状を起こすようなことがないだけよかったのかもしれない。
母子ともに熱もなく、特にサァは翌日の夕方にはすっかり元気な顔になった。
私は次の日1日食欲がなかったけれど、なんとか今日は戻ってきた感じ。


それでも、体が毒されていく感覚というのはなかなか怖い体験だった。
そういうとき、身を守るように抱え込む胎児のポーズが何より楽だと思った。
全身をあげて細菌と戦う私のカラダ。
意思としてできることは、ひたすら静かにしていることのみ。


あぁ疲れた。しばらく肉はいいわ。


元気なパートナーを横目に、心に決めた正月の誓い。
大げさ?でも一時帰国したらおいしいものいろいろ食べたいものね。
養生第一でしばらくまいりましょう。


年も明けて11日経ちましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。