誕生日にもらったもの


22日(土)はサァの運動会。


ロンドンで学校のスポーツデーと言えば、子どもたちがいくつかの種目に
それぞれ挑戦する様子を親が見守る感じで、何日もかけて競技、ダンス、
さらに行進の練習までもする日本の運動会とはかけ離れたものだった。
一言で言えば、ゆるい。


今、サァが通うのは現地校の国際部という、いわゆるインター系。
日本的な運動会ではないだろうけど、どうも少し「練習」をしていた風。
いったいどんな運動会なのやら・・・?


入場行進が始まった(そんなものがあることに、逆に驚いた)。
学年を縦割りに5色の組に分かれた子どもたちが、各色を身につけて登場。
いわゆる『ハリー・ポッター』に出てくるような「ハウス制」なのだ。
そしてフィールドに並んだあと、組対抗チア合戦。


その様子を校長先生と体育の先生が交代で、まるでDJのように実況する。
ここまでのノリが、なんだかアメリカンな感じ♪
校長先生が実況なんてはじめてだ。それがホントに上手だからすごい
(実況は終わりまで続いて、生徒へのインタビューなんかもあった)。


その後、種目に入ったんだけど、進め方は陸上競技や体操を思い描くとわかりやすい。
フィールドのトラックで1年生が徒競走をしている間に、3年生が幅跳び、
5年生は麻袋でジャンプして競走・・って具合。全員が、全種目をやるのだ。
これはロンドンでも似たようだったから、「自分の出ない種目を学年席で応援」
っていうのはもしや日本独特なのかも?


やっている様子を追いかけて見ていると、サァのいる1年生は
「片方の靴を投げてケンケン」とか、「水風船のキャッチボール」とか、
それ運動会の種目!?みたいなものもあった(笑)。
でもやってる子どもたちはとっても楽しそうないい顔。これもありだよね。


個人種目が一通り終わったあとはリレーと綱引き。
リレーは1年生が短い距離、最後は最高学年がストレートを走る!となっていて、
なかなか見応えがあった。


休憩後は先生と保護者の特別対決と表彰式。
各組がいろんなところをほめてもらって、全員に金メダルが渡された。


親の目からもどう見ても運動系ではないサァだが、3歳前の初めての運動会では
絵を描いたりするのに夢中で、先生に「サァ、走らない?」と言われても
「No」と返して抱っこで走ってもらってたのを思えば、
すべてに取り組んで金メダルにニコニコしている姿はすごい成長だ。


なんだか、とても気持ちのいいバースデープレゼントをもらった気分だった。
そんな風に感じられるのは、私も少し親らしくなったってことかな(笑)。


いよいよちょっと楽しみだった不惑突入。
長生きできれば、折り返しなのだろうか。
今までの盛りだくさんな時間より自覚のレベルは高まって、
どう生きるのも自分次第なことが多くなる気がする(・・・違う?)。
今までより少しだけ、視野を広げたいかな。


写真は翌日にサァが作ってくれた、スペシャル抹茶プリン。