最後の2日もハードです

一時帰国最後の1日半は、まじめに勉強していた。
仕事がらみの大きな研究会のようなもの。


初日は会場に着くなり大変お世話になった恩師に会い、
午前のプログラムが終わるや,真後ろに座っていた友人に声をかけられ、
次にエレベーターでバッタリ会ったのは15年近く前に一緒に学んだ友で、
そこにもう1人加わって懐かしみつつ、コンビニ弁当食べ食べ近況報告。
午後も大ファンの恩師の顔を拝み、おなかいっぱいで帰宅した。
(夜には地元のHがアイス持って来てくれて、これまたおなかいっぱい・笑。)
翌日もめずらしい再会があって、最後を飾る一大イベントだった。


義兄に空港まで送ってもらってかなり楽することができたが、2人子連れの
帰路はハードかつドキドキで、オフシーズンの空いた空港に心底ホッとした。
機内ではタァが寝てくれたおかげで食事もできたし、3人分の入国カードを
書くというスペシャルに面倒な作業をこなせたけれど、これで子どもたちの
機嫌や体調が悪かったらどうなっただろうと思うと、恐ろしい。


それにしても、中国の航空会社には驚かされた。
子どもに優しいって意味で。一部、安全面から見るとやばいんだけど(笑)。


搭乗時にタァが寝ていたら、速やかに毛布を座席に敷き、ひじ掛けをあげ、
なんと離陸のときも「抱っこして下さい」とか言わずそのまま(!)。
離陸前からサァにはリンゴジュースをくれるし、タァが寝ている間に
サァがトイレに行きたくなったら、ベルトサインが点いていたにも関わらず
何も言わずにサァに付き添って、お世話してくれた。
3時間の間に2回も行ってたけど、2度目もとっても優しかったらしい。


タァが目覚めたら、あらためて温かい食事を持ってこようかと言ってくれ、
通るたびに子どもたちに声をかけ・・・。
もしかすると、入国カードを書くのに手こずっていたら、書く間に
タァを笑顔で抱っこしててくれたんじゃないかと思う。


ちなみに上海に着くと、入国審査は長い列に並ばずにすむ優先者扱いで
(この対応はイギリスも同じ)、これが日本にもあればなぁとつくづく思った。
そうだよね、「みんな同じ扱い」は「真の平等」じゃないんだ。
弱き者は守られ大切にされてこそなのだ、うむ。
(とかいって格差が大きい今の中国、このリクツでは語れないんだけど・・・。)


こんなにサポートしてもらってもやっぱりクタクタで、当初は母子3人で
家まで帰る予定だったんだけど、パートナーに迎えに来てもらって正解。
子どもたちを寝かせたあと,否応なく眠りに引きずり込まれたのだった。


17日間の一時帰国。
たくさん遊んだ。大勢と会った。それでもまだ会えなかった人もいて。
ロンドンに行って最初の一時帰国も、友だちとたくさん会ったのを思い出す。
新しい環境に慣れるのに必死で、まだ友だちも少なくて・・・。
自分で自覚している以上に、ホッとしたかったんだと思う。


正直言って、もう日本に帰ってきたくなった。
この先、あと何年外国暮らしなのかなぁと思うと、ちょっと途方に暮れる。
でも帰る場所がある。帰れば迎えてくれる顔がこんなにある。
確認したら、またなんとかやっていけるね。


ここまで書いて思いだした。
マッキーの少し前のアルバムに入っている『フルサト』
(『ビオラは歌う』とともに好きな、『不安の中に手を突っ込んで』収録曲。
こちらでYouTube聞けます。)


はじめは今の家族を思いながら、住む場所が移っても・・・と聞いてた。
でもそれだけじゃないねぇ。
こういう曲があるから、マッキーファンはまだやめられない。
最新アルバム、まだ開けてないけどね(笑)。


会えた人にも、会えなかった人にも。
ありがとう。